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ドロップショッピング店長日誌

イスラエル生活体験記vol.5






イスラエル生活体験記vol.5

 

レクリエーション編

 

キブツの中は、とても安全で、各自に自由を提供してくれていました。

 

私が滞在していたキブツでの食事は、朝、昼、夕とバイキングのように自由に好きな物を取って食べていました。

 

クリーニングも無料でしてくれるし、ディスコも無料で解放し、バーなどの飲食も、日本での飲食では考えられないほどの安価で提供していました。

 

キブツの記念日や、建国記念日、お祭りの時など野外パーティーで数々のダンス(マイム・マイムなどのダンス)を夜遅くまで踊り続けます。

キブツは一度行くと誰しも病みつきになりますよ。

 

五回に渡って紹介した「イスラエル漫遊記」いかがでしたか?

 

イスラエルは小さいアメリカを感じさせる面白い空間がたくさんあります。

 

イスラエルの首都エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地でもあります。

 

およそ全世界の半数の信者を占める聖地が、この四国ほどの面積の国に存在している。

すごい国と思いませんか!

 

長い時間お読みくださり、心より感謝いたします。

以上、イスラエルに留学し、一年四ヶ月居住した経験からのレポートでした。

By大阪在住の井上

 

イスラエル生活体験記vol.4

イスラエル生体験記vol.4

キブツ編

 

キブツという言葉を耳にした人もいるかと思います。

 

キブツとは、今でいう、「共同生活をしている一つの村」と言う表現が一番適切ではないかと思います。

 

そもそも、二十世紀初頭に、ユダヤ民族が徐々にこのパレスチナの地、アラブの国々の真っ只中に続々と集まってきました。

これをユダヤでは「シオニズム運動」と言いました。

 

やがて19485月に建国宣言をし、四度に渡る中東戦争を通して国土を広げていき、19789月にキャンプデービッド合意(アメリカ仲裁のもと、イスラエルとエジプトの平和条約)し、19793月にシナイ半島を返還し現在に至り、中東の火種はなんとかくすぶる程度で治まっています。

 

その原動力となったのは、キブツの存在でした。

イスラエルの軍隊は「軍隊キブツ」として最前線の基地を築き、アラブ諸国の攻撃から守りつつ、攻撃面にも威力を発揮して敵が撤退したところにすぐに「軍隊キブツ」を築き、また、敵が撤退したら「軍隊キブツ」。

その繰り返しによって領土を広げていったのでした。

 

後方に残った「軍隊キブツ」が去ったあとに民間の人たちがパーソナル軍隊として生活手段(農業主体)を保ちつつ、軍隊キブツの後方支援をしつつ、キブツ共同体を運営していきました。

 

このシステムは、アラブ諸国に対して死角をなくすため、前線において、後方から、あるいは側方からの攻撃に気をとられる事なく、磐石な戦いを、アメリカから流れてくる最新兵器をくしし、攻めて領土を広げる事ができました。

 

イスラエルの周囲のアラブ各国は太刀打ちする事ができず、撤退を余儀なくされたのです。

 

多くの国々から来ているボランティアの青年たちは、これらのキブツの中で働き、学んでいます。

 

私がいたキブツでは、りんご、グレープフルーツ、麦、コットンなどの農作物と、家具を工場で材木から切断、加工までしていました。

 

仕事時間は、朝の六時半~昼の三時半までで終わり。

後は、自由時間。

 

私は、そのキブツ内にあるヘブライ語学校で学んでいました。

朝七時~十二時までが学びの週は、昼一時~三時半までが仕事。

次の週は、朝六時半~十二時までが仕事で、昼一時~四時までが学びというサイクルで、三ヶ月間で卒業となります。

これでひと通りのヘブライ語での日常会話が出来るようになります。

 

この「キブツ」の中は、とても安全で、自由な時間が保たれ、村や、町をあげたお祭り、様々なレクリエーションも多くもたれています。

 

次回は、最終章。

イスラエル国内でもたれている各種のお祭りと、そこでの楽しみの事についてのべてみます。

 

Byイスラエル居住を経験した亀山社中の通販店店長イノウエ)

 

イスラエル生活体験記vol.3


イスラエル生活体験記vol.3

シナイ編

 

オリブ山から見る夕焼けのエルサレムは、まさに黄金のエルサレム。

見る人々の心を、必ず感動に導きます。

 

そして隣接した町としてベツレヘム、そしてベタニヤと徒歩でも行ける範囲の、聖書によく出てくる地名がたくさん出てきます。

この辺りの地形は小高い台地と荒地の中のちょっとした草原、平地が組み合わさった気候のようです。

 

秋の雨と春の雨までの雨季の時期で、冷え込んだ時には、この付近の地域では雪が降る事もあるそうです。

 

そこから今度は南に下って行きますと、アカバ湾沿いにエイラートというイスラエル最南端のリゾート地があり、この町も多くの観光客が訪れます。

 

そこからエジプト方面に国境を越えて行くと、三千五百年ほど前の旧約聖書の時代、モーセと200万人とも300万人ともいわれたイスラエルの民がエジプトをでて紅海を分けて渡り終えた後、40年間シナイの荒野を旅したと聖書に記録されています。

 

シナイ半島の地形のほとんどは、ごつごつした荒野です。

 

そこにはシナイ山2285mがあり、この地域は、ゴツゴツとした荒野の連続であり、荒野特有の照り返しのきつい、灼熱砂漠気候。何年かに一度、頂に雪化粧する事もあると言われている、「モーセの山」とも呼ばれたイスラエルの南にある極寒の高山気候。

ここは夏場に行けば清々しいハイキング、登山コースです。

 

以上で「聖書の国イスラエル」の多種多彩な気候を紹介しました。

次回に続きます。

 

次回は、二回に渡って、イスラエル内での楽しみ事を見ていきます。

 

Byイスラエル居住を経験した亀山社中の通販店店長イノウエ