イスラエル生活体験記vol.2
イスラエル生活体験記 vol.2
ガリラヤ湖の豊かな水は、ヨルダン川に流れ出し、死海へと流れ込みます。そこは塩分濃度およそ25~30%の塩の海で海抜-418m
に至ります。
そこは地球の割れ目と言われています。
聖書では、三千五千年ほど前、今の死海の場所にソドムとゴモラという、とても繁栄した都があったと言われていますが、神のさばきの結果として、草木も生える事もない塩の海、その周りにはたくさんの塩の柱が乱立する荒地と変わりました。
-200m程のガリラヤに於いて、海抜0m地点との温度差はおよそ4~5度高いと言われていますが、ここ死海は、そのガリラヤ湖から、さらに200m程深くなるので常夏状態の暑さがプラスされます。
現在は、海面が益々蒸発し、塩分濃度が高くなっているようです。私がイスラエルに滞在した1976~7年当時の死海は、一つの形をした塩の海でしたが、今は蒸発が進んで中央部分が干からび、ヨルダン側との陸続きとなり、北湖と南湖の二つに分かれた塩の海(死海)となっています。
さて、北側の死海の端近くに、エリコと言う町があり、そこから西に向かって直線距離で30kmくらいの位置にエルサレムがあります。
そして、エルサレム城壁の閉じられている門のある場所からゲツセマネと呼ばれている園を通り、歩いて10~15分ほどのところにオリブ山があります。
そこから見る朝焼け、また夕焼けのエルサレムは、まさに黄金のエルサレム。
見る人々の心を、必ず感動に導きます。
次回に続きます。
(Byイスラエル居住を経験した亀山社中の通販店店長イノウエ)